「こういう顔の『オトコの人』っているょね」
「……は？」









「ルル調子悪い？」
「イヤ」
「じゃあ、機嫌が悪い？」
「別に」
「何かあった？」
「……、……そんなに分かりやすいか？」
「僕にはね、ルルの事だし」
「……空気は読めないくせに」
「で、何があったの？」
「大した事じゃないんだ」
「でも気になってる、……もしくは気に障ったんでしょ？」
「……。」
「愚痴でもいいょ？」
「……。」
「ルルー？」
「学生証の証明写真を見られて……、『こういう顔の『オトコの人』っているょね』って言われた」
「…………ルルの写真見て？」
「あぁ。」
「ルルーシュは格好いいからね」
「…この話の流れでその返答は、おかしくないか？」
「そうかな？」
「……(その返しはどうなんだ)」
「でも…」
「？」
「僕にとっては、誰よりも綺麗で可愛くて、大切な人だよ」
「……。」
「ルル？」
「お前…何かもう、いろいろと反則だ」